はじめに
編み物通信講座講師科、ホームソーイング通信講座高等科をご受講の生徒様へ
平素より、当会の通信講座をご受講いただきありがとうございます。
入門科・本科より幾段かステップアップした講師科のレッスンですが、楽しく進めることができておりますでしょうか。
今回は3回にわたり、課題提出時にご不安の声が多い製図課題の撮影方法について詳しくご説明いたします。
Part1は一番提出機会の多いA4サイズの「1/4スケール製図」についてです。
1/4スケール製図以外にもA4サイズの課題提出時にはすべて活用できる情報となっております。
上手な撮影方法を知って、テンポよく提出を進めていきましょう!
添削に適した写真とは
ポイントを押さえて撮影を行えば画像要因での再提出がなくなるので進みもスムーズです!
① 画像全体が適度に明るく、影の映り込みがない。
② 用紙の四隅が写っており、角度をつけず正面から撮影している。
③ 手ブレがなくピントが合っている。
こちらの3点に気を付けて撮影を行いましょう。
撮影時の画像比率について
課題写真撮影時の縦横比はA4用紙の収まりがいい「4:3」をおすすめしています。
「16:9」の比率は上下の余白が多くなります。
「1:1」のスクエアサイズは画像が小さくなり、製図で引いた線が潰れるため避けましょう。
撮影した後に画像を切り抜く「トリミング」は大きさが担保できないため避けた方が無難です。
比率の変更方法(参考)
※お使いのOSバージョンや機種によって画面構成が変わりますので、
ご不明な点はスマートフォンの購入店にご相談ください。
【iOSの場合】
【Androidの場合】
写真の向きについて
撮影写真の向きと製図の向きがどちらも合うように撮影しましょう
上記の例では製図が回転してしまっているので正しく読み取れません。
こちらの例も製図用紙を縦長方向を正として使用しているのに対し、撮影写真が横長となってしまっています。
影が映り込まないコツ
イラストで示したように、光源を背で遮らないような位置で撮りましょう。
光源を身体で遮ると、影が映り込んだ暗い写真になってしまいます。
また、スマートフォンスタンドなどを使って、クリップボードを立て掛けて撮影を行うと、影が入り込む場所でも比較的映り込みを少なくすることが可能です。
撮影写真の明るさについて
製図の線が白飛びせず、暗さで潰れることもないような、適度な明るさの写真を目指しましょう。
正面から撮影しましょう
正面から撮影することで、講師が正確に製図を読み取ることが可能になります。
斜めから撮影を行ってしまうと、製図も歪んでしまうので、
講師が正しく読み取ることができず、再提出になる可能性があります。
上下・左右の余白の幅を揃えるように画角を調整すると撮影しやすいです。
適度な大きさで撮影しましょう
製図用紙の四隅が収まるサイズでなるべき大きくうつるように撮影してください。
手ぶれ・ピンぼけに気を付けましょう。
夜景モードや、暗い場所で撮影すると手ブレが起こることがあるようです。
ピンぼけは撮影した課題写真をスマートフォン内で拡大してみると確認ができます。
ぱっと見はきれいに撮れているようでも、確認するとピントが合っていないことがあるので気を付けましょう。
スキャン機能付きのプリンターを使用する。(上級者向け)
スキャン機能の付いたプリンターをお持ちでしたら、製図課題をjpeg画像として取り込んでいただき、スマートフォンへ転送することでアプリ提出画面で選択することも可能です。
機種によって様々ですので、お持ちの機器の説明書をご確認ください。
※スマートフォンのカメラで十分判別可能であるため、こちらのためだけにスキャナーをご購入いただく必要はございません。
Part1のご案内は以上となります。課題の提出時に、ぜひ活用してみて下さい!
次回、Part2は実物大製図の撮影方法についてお届けする予定です。