代表からのご挨拶
ご応募くださった皆様、ご支援くださった皆様、
会場に足を運ばれた多くの方々に、
心から御礼を申し上げます。
今回で第18回となる「キルト日本展」は、実に36年という長い歴史を積み重ねることができました。
<トラディショナル部門>、<コンテンポラリー部門>、今回3回目となる<ミニチュアキルト部門>も定着度を増し、国内はもちろん7つの国と地域から400点近くものご応募をいただきました。国際的にも高い評価をいただけるコンクールとして、確固たる成熟度を築くことができた喜びを実感しております。
応募作品のクオリティーは回を重ねるごとに上がっており、審査を担当される先生方の討議もそれに比例して難度を極めるものとなりました。そのような中で選ばれた作品は、現在においてまさに「最高峰」レベルの作品が集結しております。入選された皆様には心よりお喜びいたします。
また今回は本展の新たな可能性を拓く取り組みとして、クラウドファンディングを実施したところ、多くの方々から多額のご支援をいただき感謝申し上げます。皆さまからのご期待を受け、今後のキルト界の発展に向けて更なる取り組みを進めて参ります。
ハイライト
白熱した2次審査会
2025年10月27日、1次審査を通過したすべての作品を一堂に集め、実物審査を行いました。全審査員が全作品を1点ずつ採点したのち投票、それらを参考に白熱した討議が行われ、全審査員の合意のもと各賞が選出されました。素晴らしい作品の数々は審査員を大いに悩ませ、審査は長時間に渡りました。審査することの難しさを感じると同時に、これからもこのコンテストが多くの方に愛され、末長く続いていきますようにと強く願いました。
審査風景
審査風景多くの方が訪れた入賞作品展
2026年4月10日-16日、新緑に囲まれた東京都美術館 で入賞作品展を開催しました。会期中3,318名の方が来場され、入賞作品115点をご覧になりました。来場者数は前回(第17回)とほぼ同じ人数で、キルトへの変わらぬ関心の高さを感じることができました。5月22日-6月1日には、十日町市にて巡回展も開催。こちらも約3,000名の方が来訪され、東京都美術館とあわせて、6,000名以上の方に本展をご覧いただくことができました。
東京都美術館入賞作品展
東京都美術館入賞作品展
十日町市巡回展
十日町市巡回展初の試みとなった特別講演会
入賞作品展最終日の4月16日にアルゼンチンの人気キルト作家セシリア・コップマン氏をお招きし、東京都美術館講堂にて特別講演会を開催しました。会場には多くのキルトファンが集い、同窓会のような温かな雰囲気の中、セシリア氏のバックグラウンドや創作のアイデアの講演とミシンテクニックのデモンストレーションを楽しみました。これからもさまざまなかたちでキルトファンの集う機会を提供していきたいと感じる機会ともなりました。
セシリア・コップマン特別講演会
クラウドファンディング
大好きなキルトのために
たくさんのご支援とご声援がとどきました
クラウドファンディングは102名(内1名法人)の方にご協力いただきました。目標の100万円には達しませんでしたが、多くの方に「キルト日本展」を知っていただきくきっかけになりました。またみなさまからのご支援のおかげで協会からの繰り入れ額を減らすことができ、海外招聘講師による特別講習会も開催することができました。キルトファンの集う機会をつくれたことも大きな成果と考えています。
皆様からのご支援と熱いメッセージを賜りましたこと、この場を借りて改めてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。
事業報告および決算報告を下記PDFにまとめさせていただきました。ぜひお目通しください。
今後も日本を代表する公募キルトコンクールとしての自負をもち、「キルト日本展」の継続と発展に尽力してまいります。
皆様にはどうぞ引き続き変わらぬ関心をお寄せいただきますようお願い申し上げます。
第18回キルト日本展開催報告書①
第18回キルト日本展開催報告書②活動を応援してくださった方からのメッセージ
●どの時代であれ、糸と針と布を使って装飾を楽しみこころ豊かに過ごせる感性を無くしてはならないと思います。 未来に向かって新しい刺繍やキルトを楽しめるように、応援しています!
●キルト作品には、作者の豊かな創造力とたゆみない制作への熱い思いと、静かな日々の息遣いが感じられます。また観たいと、願っております。
●日本の権威あるキルトの公募展をぜひこれからも継続していただきたいと思います
●憧れのコンクールです。いつかは!と想いながら夢みています。どうぞ永く続きますように…。
●日本でのキルトの知名度は未だに低いままです。 また長年、若いキルターが増えないまま業界全体が縮小の一途を辿っています。 いろいろな理由がありますが、全世界的な不景気だけはどうしようもありません。 その一方で刺繍や編み物はブームになっています。 またキルトが見直されてキルト人口が増えるよう祈っております。
●世界中のたくさんのキルターさんに素晴らしいキルト展が届きますように!
開催データ
The 18th Quilt Nihon Exhibition 2025
第18回キルト日本展
主催/(公財)日本手芸普及協会 後援/文部科学省、東京都
応募点数/Aトラディショナル都門180点、Bコンテンボポラリー部門122点、Cミニチュアキルト部門81点 合計383点
入賞作品/A部門42点、B部門42点、C部門31点
審査員/岡本洋子(キルト作家)、小倉文子(女子美術大学学長)、小関鈴子(キルト作家)、須藤玲子(テキスタイルデザイナー、東京造形大学名誉教授)、寺島暢子(キルトジャパン編集長)