文部科学省は2月14日、令和2年度の社会教育功労者表彰受彰者108名を発表。
日本キルト界のパイオニア、当協会前副会長の野原チャック氏が受彰の栄に浴しました。
受彰者の内訳は、
・地域における社会教育の振興に功労があった者 80名
・全国的な社会教育の振興に功労があった者 12名
・文部科学省が所管する独立行政法人における社会教育の振興に功労があった者 16名
となっており、野原氏は上記12名(内女性は3名)のお一人に選ばれました。
日本に「パッチワークキルト」という手芸ジャンルを紹介し、一大ブームとなった普及の社会貢献の功績が認められたものとなります。<社会教育功労者表彰>
地域における社会教育活動を推進するため多年にわたり社会教育の振興に功労のあった方々、及び全国的見地から多年にわたり社会教育関係の団体活動に精励し社会教育の振興に功労のあった方々に対し、文部科学省がその功績をたたえ行っています。
野原 チャック
<プロフィール>
千葉県在住。ペンシルポインツ株式会社 代表取締役社長。野原チャックキルトスクール ハーツ&ハンズ校長。
(公財)日本手芸普及協会 前副会長。
ハワイ大学に短期留学した後、ミラノのデザインスクールに通うと同時に、ガブリエラ・クレスピ伯爵夫人のもとでインテリア小物のデザインを学ぶ。1975年雑誌「an・an」に中学生の頃から趣味で作っていたパッチワークキルトが掲載されて、日本のパッチワークキルトに一挙に火が付いた。1976年9月、原宿セントラルアパートにて日本初のパッチワークキルトスクール「チャックス・パッチワークスクールを開講(後に「野原チャックキルトスクール ハーツ&ハンズ」)、現在活躍する有名作家を多数輩出。日本のパッチワークキルト界のパイオニアとして普及と振興に寄与している。トラディショナルなキルトデザインに、独自の色彩感覚を融合させた作風は国内外で高い評価を得ている。アンティークキルト、著書多数。