カリキュラム
本科
本科ではパッチワークキルトの基本を伝統的なパターンの学習を通して学びます。ミシンキルトならではの効率的な縫い方を考え、パターンや作品を制作します。
パターンレッスン 25パターン
歴史、由来、製図などの基礎知識、基本的な縫い方を学習し、実際にパターンを制作します。
サンプラーキルトの制作
好みのパターンをくみあわせて作るサンプラーキルト。本科で学習したパターンの中から9枚を選んで1枚のサンプラーキルトを作ります。
テクニック学習
工夫のあるピーシングやアップリケとキルティングの基礎について学習します。
小物作品の制作
学習したパターンをつかい、バッグやタペストリーなどを制作して、基本的な仕立て方を学びます。
高等科
高等科ではすでに学習してきた基礎知識の上に、ミシンならではの考え方と技術の習得と習熟をめざします。技術ごとに目標をもって制作を進め、ミシンキルトの楽しさを感じてください。
各種アップリケとステッチと糸の工夫
ジグザグステッチ、ブランケットステッチなどアップリケで使えるテクニックなどについて学習します。2種類以上のアップリケテクニックのミニタペストリーを作ります。
キルティングデザインと技術
面積を埋めていくのに効果的なキルティングのデザインを考え、技術を習得します。
ミシンの特性を活かした仕立て
クッションやパイピングコードを使った小物の仕立てについて学習します。
講師科
ミシンキルトの指導を視野に置いてオリジナル作品に取り組み、ミシンとその特性を理解し、伝え、教えるためのポイントなどを学習します。
工夫のある縫い方とアップリケのバリエーション
工夫のある縫い方でトラディショナルパターンを作ったり、ピーシングについては高等科で学習したものの一段上のテクニック習得します。
ミシンに活かすプラスアルファのテクニック
高等科で学習したアップリケに、応用もしくは新しいテクニックを付け加えることで表現方法を広げます。リボン刺しゅうやトラプントについても学習します。
上級のキルティングデザインと仕立て
講師科ではデザイン性の高いキルティングデザインについて考えてみます。
オリジナル作品の制作
これまで習得した技術や知識を生かし、オリジナルの作品を制作します。
キルト部門のコース
パッチワーク
パッチとは「つぎ合わせる」の意味で、小さくカットした布をつなぎ合わせることを表します。当会カリキュラムでは、手縫いの技法を学ぶコースをパッチワークキルトと呼びます。カットした直線の布を幾何学模様につないで四角にまとめたピースワーク、いろいろな形の布を土台布にのせて縫い付けたアップリケ、トップに1枚布が使われ、装飾的なキルトステッチで3枚の布を押さえたプレーンキルト。キルトはこの3つのスタイルが基本になっています。
ミシンキルト
キルトとは、表布に中綿と裏布を3層に重ねてキルティングを施したものです。当会のカリキュラムでは、ピーシング、アップリケ、キルティングとミシンを活用して制作するものをミシンキルトと呼びます。ミシンの機能を活用したテクニックも用います。