公益財団法人日本手芸普及協会 Japan Handicraft Instructors’ Association

カリキュラム

入門科

入門科では針と糸を持つところから、9つの編み方を学び、小物からウェアまで5つ以上の作品作りで編み物の基本を習得します。かぎ針編みの約束事を理解し、修了時にはスタイルブックの編み図を見ながら、一人でも迷うことなく編めるようになることが目標です。

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バラのドイリー

方眼編みの課題作品。方眼のマス目をキャンバスにして、可憐なバラの絵柄を表現しました。

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レッグウォーマー

引き上げ模様の課題作品。シェル模様と引き上げ編みの縦柄効果で、足長シルエットが期待できそう

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クッションカバー

四角モチーフとモチーフつなぎの課題作品。カラフルな配色でも最終段の色で全体をまとめれば、不思議とすっきり落ち着きます

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スリットベスト

9つの編み方を学んだあとは、いよいよウェアにチャレンジします。ノースリーブのプルオーバーとしても便利に着まわせる襟ぐりの浅いプレーンなベストです。簡単なサイズ調整についても学習します。

講師科<改訂版>

講師科では製図と割り出し方を学び、自分サイズのニットウェアが編めるようになるのが目標です。製図の基本を理解することで、いろいろなデザインに挑戦できるようになります。

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自分のサイズで書いた原型製図

最初に採寸の方法を学習します。採寸で求めたサイズを身体の形に簡略化して表現したのがボディ原型です。製図の一番の基本なのでしっかり理解しましょう。

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自分のサイズの原型から展開したプルオーバーの製図

基本的なプルオーバーの製図をします。先に学習し、作成したボディ原型から展開して書きます。このあと、実際に編むための「割り出し」の方法を学習します。

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ラウンドネックプルオーバー

自分サイズで編む最初の作品です。脇、肩などの模様調整のしやすい、小柄な模様を選びましょう。

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分散増減目を使った作品(ショールカラーまたはチュニック)

衿はかぎ針編みの分散増し目の技法を使って編むと、模様の広がりが美しい華やかなものができます。身頃は基本の模様で編み、衿には同じ模様を分散増し目で編むデザインも良いです。

指導員<改訂版>

指導員ではアイテムやスタイルごとの製図について学習し、5つの作品を制作します。製図のバリエーションを理解することで、応用力を磨き、イメージしたデザインを形にできるようになります。

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ドルマンスリーブプルオーバー

身頃と袖がひと続きに、接続原型から展開するドルマンスリーブプルオーバーです。袖下のくりが深く下がり、ゆったりとした感じの作品に仕上がります。

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タイトスカート・セミタイトスカート

セミタイトスカートはヒップから裾にかけて、やや広がった脇のラインで製図をします。

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ショールカラージャケット

分散増し目で編むショールカラーの衿がついたジャケットです。ショールカラーは分散で広げやすい模様を選びましょう。

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5・6才用女児ボレロ

5・6才ボディ原型から展開して、ボレロの製図をします。前裾をカーブに割り出しをして引き返し編みで編みます。

ニット部門のコース

かぎ針編み

繊細でかわいらしいレース模様やモチーフを編むことができるかぎ針編み。手軽な技法でありながら、その作品は身に着けるものだけではなく、雑貨やインテリアにもよく使われ、私たちの生活の中に彩りを加えてくれます。

棒針編み

伝統的な編み込み模様、立体的なアラン模様、繊細な透かし模様などがある棒針編み。身近なファッションにも取り入れやすい表情豊かな編み地には、いつの時代にもフィットする不思議な魅力があります。

手編み

かぎ針編み・棒針編み2コースの指導員課程の学習を修了すると、准師範の学習をスタートできます。准師範では新しくアフガン編みや斜め編みの技法を習得します。これまで学んできた課程を復習しさらに理解を深めます。

魔法の一本針

高雄清子氏考案「魔法の一本針」は、一本の針で棒針・かぎ針・アフガン針の3技法の作品を作ることができます。「魔法の一本針」のインストラクターになるためのコースです。

製図科

編み物の製図はかぎ針編み・棒針編み・手編みの各課程で学習しますが、製図科ではより多くのアイテムやスタイルに生かせる製図法を学習します。編み物製図に興味のある方でしたら、どなたでも受講できます。

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