国内最大級のトールペイントの公募作品展
OVERVIEW
The best works in the exhibition
グランプリは今回のコンテストを代表するもっともすぐれた作品に贈られます。
【総評】作品の優雅さと、その表現技術が素晴らしく、ガラス器の深い緑色の美しさに見惚れ、満場一致で決定しました。(バルーチャ美知子)極めて絵画的な作品ですが、トールペイントとファインアートの垣根をどのように考えるか、とても難しい永遠のテーマであると思えます。私は普段ファインアートを数多く見る立場におりますが、色の美しさ、作品の力強さ、そして完成度の高さなどは、トールペイントでもファインアートでも共通した尺度になると考えています。そういう意味では各部門の高位受賞者の作品は、そのあたりの評価がとても高かったと言えると思います。(車洋二)
翡翠色の花入れ
Aートールペイント・オリジナル作品部門渡邉 有子
(愛知県)58.5 ×44.0×1.5
骨董市で出会ったクッキージャーが描きたくて、このような作品を仕上げました。清々しく、落ち着いていて、その中にも可愛さを加え、凛とした絵になるように努めました。(作者コメント)
各部門の最高賞
【総評】B部門の金賞作品は、思い切った構図と、右上の<白>の残し方が、斬新でした。白磁の金賞作品は、ウクライナを想像しつつも、人間を信じ、各国の様々な人の笑顔で平和を表現。人物描写の技術とまとめ方が抜群でした。(バルーチャ美知子)
朝
Bートールペイント・アレンジ作品部門的場 知嘉子
(和歌山県)40.0×50.0×3.0
今回の作品は友人から頂いたハガキを参考にして描きました。鳥の羽の美しさや躍動感を表現する為に、試行錯誤を重ねました。庭に咲くひまわりや、飛び交う蝶などを背景に取り入れ、勢いのある作品になるよう工夫して創作しました。(作者コメント)
Peace♥世界の子供達に笑顔の花を
Cー白磁ペイント部門緒方 瑛子
(東京都)32.0×32.0 ×1.0
コロナウィルスの流行や戦争。大人たちの都合で、世界中にどれだけ笑顔になれない子供たちがいるでしょう?世界中の子供たちに笑顔の花がいっぱいになるように、私たち大人は努力していかなければならないと思います。(作者コメント)
空と大地の行進
Dージュニア部門泉 陽仁
(大阪府)38.0 ×45.5×1.5
ぼくは、恐竜が好きなので、恐竜たちの行進を描きました。アニメも好きなので、空には大砲と、木にバクダンの実を描きました。木からは、白い空気をいきおいよく出しています。(作者コメント)
各部門最高位に次ぐ出来栄えの作品に贈られます
出品作品はテーマやモチーフに込められた作者の想いを強く感じるような描き込まれた作品が多く、特に入賞をした作品は絵画の要素となる形の捉え方や質感の違いの表し方、空間表現が優れていると感じました。(廣瀬晴美)
蒼の物語 ~猫貴族~
Aートールペイント・オリジナル作品部門/JHIA奨励賞瑠香
(静岡県)74.0×48.0 ×3.5
*JHIA奨励賞は若い年齢層の活性化と普及を目的として設置。若いペイント作家の今後の制作と活躍を奨励するために、応募時の年齢が40歳以下(生年が1982年1月1日以降)の入選者を受賞対象として選出
審査員が各々の視点で優秀な作品を選抜しました
【総評】私はトールペイントの魅力の1つは、たくさんの方たちにシェアできる事だと思っています。こんな素敵な作品を描きたい!と多くの人の気持ちに寄り添い、それを習う事によって再現できるものと思っています。 そういった点で私が選ばせていただいた大髙吟子賞は、作者の「みんなにシェアしたい!」という気持ちがすごく表れているのを感じました。描かれた素敵なお花を見て「この部分が好きだな!でも、ここも描きたい!」なんて、ペインターがそんなふうに眺めるシーンのイメージが浮かんできてほっこりしました。(大髙吟子)
Prize-winning works
応募者独自のデザイン・配色等により創作したトールペイント作品
【総評】モチーフ、微妙なバランスの色彩感覚、描き込まれた筆遣い等に、引きつけられた素敵な作品の数々に圧倒されました。(澤井登美子)それぞれが、絵の具という媒体を使い、メッセージを持ち、ストーリーと世界を表現、過去から未来へ技術を伝承していく作品にたくさん出会うことが出来ました。どれも選びたい!選ぶ事は困難でした。(大髙吟子)
ジャック・オー・ランタンと魔女の黒ねこたち
新井 富士子
(埼玉県)50×38×1.5
ガクアジサイ
池上 純子
(和歌山県)51×30×1.4
その先へ
池島 美保
(奈良県)52×42×1.8
金魚絵図
石川 紀子
(埼玉県)28×45×6
ぼくの友だち
板倉 京子
(愛知県)40×28×2
Tiare Tahiti
岩佐 恵美
(愛知県)60×21×0.5
野の花
上田 結美子
(埼玉県)50×26.5×2
私の好きなもの
内田 泉
(長野県)45×39×2.4
Sunny Orange Rose
大田和 江里子
(神奈川県)29.5×25×0.9
春から初夏の庭へ
大森 妃呂子
(東京都)34.5×57.5×1.5
カントリーフォーシーズンズ
大崎 実千代
(北海道)41×41×1.2
テル&テイル 夢の国
會田 節子
(埼玉県)45×45×1.5
お菓子歳時記
片岡 佐知子
(静岡県)64×32×1.6
Antique doll
上條 知子
(埼玉県)38.5×25.3×2.5
希望の糸口
木田 万希子
(奈良県)24×33×4.5
My Sawing Tools Marching
楠見 佐知子
(茨城県)48×48×1
春爛漫
小泉 扶実子
(千葉県)52×42×1.8
Happy ever after
小久保 久美子
(神奈川県)48.5×33×2
かんざしに惹かれて
小林 薫
(長野県)27.3×22×1.8
みんな なかよし
古曳 真理
(兵庫県)34.5×34.5×1.3
柘榴
迫村 寿子
(愛知県)48×36×1.8
おもちゃのマーチ♪(ローデンブルク)
佐藤 典子
(愛知県)52×70×3.5
Happy Wedding~出発の日~
長船 初美
(福井県)44.5×31×2
あなたに届きますように
篠原 優子
(大阪府)44×44×1.3
Rose Fairy Love
田中 千栄子
(東京都)51.5×59×4.5
ルイーズ湖(カナダ)
辻 久美子
(愛媛県)45×64×1
ゆかいな仲間たち
富樫 享子
(宮城県)33×42×1.5
一緒に行こうね
中島 範子
(東京都)31×26.4×6
-悪鬼退散-新生桃太郎三銃士
長嶋 幸代
(大阪府)42×29.6×2
チューリップの小径で
中條 千鶴
(兵庫県)36×36×2
祝大阪・関西万博 ようこそ!海のむこうから
中 美穂
(大阪府)37.8×33.9×1.8
結婚式に招かれて
那須 桂子
(兵庫県)50×38×2
A Wonderful Time
名田 薫
(兵庫県)48×28×4
キツネのまなざし
野呂田 靖子
(千葉県)32×23×6
ニャンダーランドにようこそ!
橋本 美恵
(岡山県)52×42×2.5
祝福の時を刻んで
橋本 佳子
(大阪府)9.3×16.8×50
枯れない♡フラワーアレンジメント
浜崎 ゆかり
(千葉県)26×29×3
innocent age
比留間 利子
(埼玉県)37×28.3×1.8
花火
二見 晴子
(埼玉県)37.5×52.5×1.5
fleurs printanières(春咲く花々)
本多 京子
(埼玉県)51×31×2
紫陽花のセクレタリーBOX
本田 倫奈子
(愛知県)27.5×36×10.5
花と鳥のリース
牧 真里
(愛知県)43×43×0.5
Kamakura 散歩道
松本 美都
(神奈川県)44.5×34.5×1.2
幸福を願って・・・
三上 雪路
(青森県)24.8×30×1.5
トンネルの先の別世界
御園生 美里
(千葉県)28×35.5×2
満月と古城
村井 香織
(神奈川県)50×35×2
眠るライオン
森 由紀子
(愛知県)37.5×53×1.6
おかえり
安田 早希
(奈良県)48.5×41×2
春よ来い!
山澤 和江
(埼玉県)45×40×1.5
長靴を履いた猫
山田 優子
(大阪府)44.5×31×2
ミモザの日
山本 多記子
(大阪府)34×34×0.8
まなざし
余郷 さゆり
(愛知県)42.7×52.2×2
貯金魚鉢(ちょきんぎょばち)
吉岡 優美
(大阪府)10×6×5.5
私の中の浅草
吉原 文美恵
(神奈川県)44×44×1.2
Baseball is the best.
りりの
(東京都)42×33×1.5
嫁ぐ娘のお雛様
若山 博巳
(愛知県)37×52×1.5
既存の作品、デザイン、モチーフを元にアレンジした作品
【総評】油絵具を使って描かれた作品は透明色と不透明色を使った表現が秀逸で技術が高く、またトールペイントならではとなるアクリル絵具を使った作品は不透明色の重なりと白の扱いが美しく目を引きました。コロナ禍の落ち着かない日々の中でもじっくり筆を握り、集中して描かれている作者の姿が思い浮かべられるような作品の数々でした。(廣瀬晴美)アレンジ部門においては参考作品からの変化に驚く作品が数々ありました。(澤井登美子)
花束を君へ
荒井 悦子
(福島県)39×55×2.2
トールでティンガティンガ「アフリカの民話集しあわせのなる木」より
新井 富士子
(埼玉県)33×45×2
天使と子猫
池上 純子
(和歌山県)55.8×31.3×2
収穫祭
大谷 弘子
(和歌山県)30×68×2.2
Peaceful Country (平和を願う)
鈴木 泰子
(栃木県)21×42×1.2
花柄ティッシュボックス
加藤 洋
(東京都)14×28×10.5
My Sweet Homeへようこそ
川合 陽子
(埼玉県)41.5×55.7×2
Your smile makes me happy
桑島 千恵子
(千葉県)38×32×0.5
Bloom Bloom
河野 知佳子
(神奈川県)30×51×2
秋の日の午後
小林 俊子
(神奈川県)37.5×52.5×1.7
Tabby ~君は天使~
STRAIN 志保
(兵庫県)52×42×2
幸せよ 来い!(Welcome happy)
島田 孝子
(長野県)30×30×4
星が瞬く夜
髙川 多美子
(埼玉県)50.5×62×3.5
ゆりとばら
髙橋 恵子
(和歌山県)60×40×2
私のクライスターマーレライ
谷 淑子
(兵庫県)58×48×2
紫陽花
富樫 享子
(宮城県)38.5×48.5×1.5
花
永芳 千代子
(埼玉県)48×38×4
テディベア BOX
橋本 園生
(埼玉県)33.3×25.4×11.5
ピンクのフレームのウェディングボード
濱谷 夏代
(北海道)48×38×2
Alice Through The Garden Gate
藤野 左恵子
(千葉県)45×50×1.2
孫の七・五・三(四代続くお着物を着て)
藤森 智子
(兵庫県)20×20×1.2
「Feeling calm」おだやかな気持ち
前田 保子
(三重県)34×71×4.5
躍動
松原 京子
(京都府)48×38×2
クリスマスヘリテージ
山澤 和江
(埼玉県)43×43×1.5
FLOWER・FAIRES
山中 朝子
(東京都)36×36×1.7
焼成済の実用に耐える上絵付けのオリジナル作品
【総評】会場で拝見した白磁作品は、モチーフ、微妙なバランスの色彩感覚、描き込まれた筆遣い等に、引きつけられた素敵な作品の数々に圧倒されました。(澤井登美子)
小学生・中学生(応募時の就学状況)が自由な発想で描いた作品
【総評】絵を描く楽しさと喜びを心のままに表現したジュニア部門の子供たちの作品には、今だからこそ必要な「絵画と触れ合う時間」の貴重さを感じました。(廣瀬晴美)ジュニア作品は可愛い思いが込めれており、心温まる思いがいたしました。(澤井登美子)
六甲の山で咲く花
田原 采華
(兵庫県)13×18×0.4
ちょうちょのまち
田原 羽瑠華
(兵庫県)13×13×0.4
だいすきなでんしゃ
児島 汰旺
(東京都)21×29.7×2.2
沖縄の海と日没
鈴木 翔真
(東京都)
宇宙
鈴木 蓮
(東京都)
ゆめのおいしいパン屋さん
沼田 莉櫻
(東京都)29.7×21.1×2.2
シャオシャオとレイレイと夢のおさんぽ
沼田 佳音
(東京都)24.5×20×0.5
JUDGES
大髙 吟子
トールペイント作家、フォトクリエーター車 洋二
インディペンデントキュレーター澤井 登美子
日本デコラティブペインティング協会会長バルーチャ美知子
公益財団法人日本手芸普及協会ペイント部門顧問、バル・メソッド装飾画法研究所代表廣瀬 晴美
女子美術大学芸術学部洋画専攻 准教授第5回トールペイント日本展のイベントはこちら