カリキュラム
本科
「ハーダンガーワークⅠ」でピンクッション、「ドロンワークⅠ」で生成りの美しいランチョンマット、「カットワークⅠ」で美しい小物入れをつくります。
ハーダンガーワークI
小さな四角のサテンステッチと、四角にカットされた空間で幾何学的に構成された図案が特徴です。
ドロンワークI
布の織り糸を抜き、残りの織り糸をかがる刺しゅうです。
カットワークI
白の麻布に白のアブローダー糸で刺し、縁どりをカットする美しい刺しゅうです。ステッチの目を揃えて刺すこと、布地のカットの方法を学びます。
高等科
白糸刺しゅう本科を卒業した方のためのコースです。「シャドーワーク」のナプキン、「ハーダンガーワークⅡ」のドイリー、「アジュール刺しゅう」のサンプラー、「シュバルム刺しゅう」のポーチ、4つの作品をつくります。
シャドーワーク
透ける布を使って、裏からクローズドへリングボーンステッチで刺します。透ける美しさを強調した技法のため、曲線の針目が流れないように注意しましょう。
ハーダンガーワークII
小さな四角のサテンステッチと、四角にカットされた空間で幾何学的に構成された図案が特徴です。
アジュール刺しゅう
織り糸を同色の糸で引き締めて模様を作ります。引き締められてできた透け感と、かがった糸のコントラストが繊細で美しい刺しゅうです。
シュバルム刺しゅう
図案をコーラルステッチとチェーンステッチ、ボタンホールステッチで囲み、内側をかがります。
講師科
白糸刺しゅう高等科を卒業した方のためのコースです。「カットワークⅡ」「サテンステッチ」「ドロンワークⅡ」3つの作品をつくります。
カットワークII
縁どりはスカラップステッチで波状の幅をもたせ、花や葉などにブリッジを渡してレースのようにカットします。アイレットワークも取り入れ、白糸刺しゅうの真髄を学びます。
サテンステッチ
芯入りサテンステッチによるアルファベットサンプラーを作ります。糸の光沢が生み出す白の陰影の美しさを引き出しましょう。
ドロンワークII
新たにドロンワークの6種類のかがり方を覚え、サンプラーを作ります。
指導員
白糸刺しゅう講師科を修了した方のためのコースです。「シュバルム刺しゅうⅡ」「ドロンワークⅢ」「ヒーダボー刺しゅう」3つの作品をつくります。
シュバルム刺しゅう
図案の輪郭線を刺したのち、その内側をアジュール刺しゅうやドロンワーク、フィレ刺しゅうの技法でかがって繊細な美しさを表現します。
ドロンワーク
幅広に織り糸を抜いたドロンワークにアジュール刺しゅうを組み合わせ、繊細で華やかなテーブルセンターを作ります。
ヒーダボー刺しゅう
デンマークの代表的な白糸刺しゅうです。いくつか技法の中から、オープンワークのエッセンスを学びます。
刺しゅう部門のコース
ステッチ100
地域や時代により、様々な種類の刺しゅうの技法があります。それらの中から、色糸を使うフランス刺しゅう、リボンを糸として使用するリボン刺しゅう、ビーズをあしらうビーズ刺しゅう、布を寄せるスモッキング刺しゅう、立体的に刺すレイズドワークなど、代表的な技法を学びます。
白糸刺しゅう
白布に白い糸で刺す刺しゅうの総称です。その歴史は古く、織物の縁どりとしてはじまり、中世の教会装飾に多く用いられ、のちに一般の装飾や室内装飾にも用いられるようになりました。洗濯に耐えるように芯を入れて密に刺した結果、立体的で陰影のある清楚な日用品が多く生まれました。
区限刺しゅう
布地の織り糸をカウントしながら刺し、パターンを作っていく刺しゅうの総称です。シンプルなステッチのくり返しで幾何学模様を作ったり、絵柄を刺し埋めたりします。 多くの国で見られるクロスステッチや、地方で生まれ育まれてきたハーダンガーワークやこぎん刺しゅうなどがあります。